中学校での修学旅行のお話です。

場所は志賀高原でした。

宿泊したのは男子はホテルの2階でした。女子は6階。
その一泊目の深夜、僕の部屋をノックする音が。出てみると悪友友人A。

「おい、きぼりん。女子の部屋に遊びにいくぞ!女子も了解済みや!」

よっしゃ!という事で、部屋の全員を叩き起こしました。ですが、起きない奴が一人いました。どう揺さぶっても起きないので、

「お仕置きや」

と彼の鼻の穴に正露丸を入れました(決してマネをしないで下さい)。

そして非常階段をのぼり、女子のいる6階へ。

「遊びに来たで!」と女子の部屋に入ると、し~ん、と皆寝静まっている。

「変やなぁ~」、と思っていると、「先公が来たぞ!」と叫ぶ声が。

うわ~っ、と皆一斉に逃げました。あるものはトイレに、あるものは非常階段へ。そして僕は、、、寝静まっている女子の中で、その当時の僕の彼女(この娘です→https://blogs.yahoo.co.jp/radyr_73/56199425.html)の友達だったA部ちゃんが、

A部ちゃん「きぼりんくん、こっち!」誘導してくれました。

すると、先生の一人が懐中電灯を暗い女子の部屋をサーチライトの様に照らしながら、

「隠れているのはわかっているぞ男子、今すぐ出てこい!」

と言いました。

トイレの中からなど、観念した男子がポツリポツリと出頭しだしました。

先生「もういないんやな男子!」

僕は、

「このまま、女子の部屋にひとり残されてもなぁ、、、。」

と思い、出頭する事にしました。

僕「先生、まだいま~す!」

先生は最後に現れた僕を見て真っ青になりました。なぜか、それは僕がA部ちゃんの寝床から出てきたからです。

僕は先生にグーで殴られました。そして後日親呼び出しとなりました。

それから3年後、、、、

高校の卒業式の出来事です。

「仰げば尊し」が流れていました。涙する女子もいました。そんな中、中学校も同じだったクラスメートBが、

「きぼりん、おれ聞いたで。お前中学の修学旅行の ときに、女子の部屋で女子の寝床の中におったそうやな。」

僕「B!な、何を今言い出すねんオマエ!」

すると泣いていた女子たちが、

「えーきぼりん君、そんな事中学のときにしてたん?」

と言い始めました。

僕「ちょ、ちょっと待って。誤解や~(本当の事やけど)!」

おしまい。